●戸建てのメリ ット
戸建ての大きなメリットでありマンションとの最大の違いは、敷地全体を所有できることです(ただし借地権付き物件の場合、土地は自分の所有にはできません)。
土地の価値は永続的です。建物と違い、時間が経つほど価値が下がっていくというものではありません。その優れた資産性は、とくに土地の狭い日本では、他のどの投資先よりも勝っているといえます。
将来もし売却する日が来たとしても、需要の高い地域の土地の価値が大きく目減りしていることは、日本の経済下においてはほぼあり得ません。土地周辺の開発度合いによっては、買った当時よりも高い評価が付くこともあります。
過度な期待は禁物ですが、将来の価値も見据えながら検討することで、多少の高額物件であっても、踏ん切りを付けて買うことができるでしょう。
さらに戸建てのメリットは、外壁や内装の自由度が若干高い点です。購人した後はすべて自分のものですから、自分好みにアレンジを効かすことができます。建築やリフォームを発注する際、業者と綿密な打ち合わせを経て、自分の理想を十分に満たしたこだわりの住宅を得ることができます。
マンションの場合は、共有部分があるため自由にできる部分は戸建てに比べて限られています。
戸建てはマンションと違い、防音への配慮がさほど必要とされないのも魅力です。戸建てであれば、マンションのように上下階の住人への配慮は不要ですし、家と家が離れているのであれば、隣近所への防音対策もそれほど徹底しなくて済みます。
騒音関連で神経をすり減らす必要がない点は、戸建て住まいの方にとって大きなメリットと感じるようです。ただし、戸建てが密集している場合、お互いに生活音が聞こえてしまうこともあります。平
日と休日、日中と夜間でも事情は異なるので、確認をしておいた方がよいでしょう。
車を所有している場合、敷地内に駐車スペースがあるのなら駐車場代はかかりません。月々の費用がかからない点にメリットを感じて戸建てに決める方も多いです。