見学で本当に見るべき場所

見学で本当に見るべき場所

2021年8月13日 オフ 投稿者: craen_textbook

新築であれ中古であれ、間取りを見ただけで「ここに住みます」と即決できるケースはまず考えられません。見学は物件購入検討者の誰もが通る道です。
新築の場合は、まだ土地に建物が建っていないこともあります。この場合はモデルルームの見学を経てから、契約するかどうかの検討段階へと入ります。
さて、見学ではどういった点に目を凝らせばよいのでしょうか。
私はこれまで家探しをしている多くの方に寄り添い、見学の場に何度も同行させていただきました。皆さまそれぞれ、見学では細かなところまで入念にチェックをされます。
多くの方が確認する箇所は、たとえば、立地や間取りといった大枠から、冷蔵庫の設置スペースの採寸やカーテンレールの有無といった細かい部分もあります。事前に家族で話し合い、チェックポイントを書き留めておくことをお勧めします。
しかし、これらだけでなく、さらに忘れずに見学時に「実践」していただきたいポイントがあります。
それは「生活シミュレーション」をしてみることです。
たとえば、洗濯について、1階に洗濯機があり3階に日当たりのいいべランダがあったら、どうでしょうか。干すことに不便を感じてしまうでしょう。年齢を重ねるほど、洗濯物を抱えて階段を登るのがしんどくなり、いつからか1階の室内干しが習慣となってしまうかもしれません。
こういった事実に、住んだ後に気付いても時すでに遅しです。そうならないためには、見学の段階で洗濯のシミュレーションをしておくに限ります。
他にもシミュレーションしたいことはいくつもあるでしょう。
たとえば、キッチンは、子どもを見ながら調理ができるかなど、自分の使い方に合った配置や機能を満たしているか。階段は、すれ違える程度の幅かあるか。車庫が1階にある場合は、道路への出し入れが容易にできるか。収納や掃除で不便を感じないかなどです。
これらの多くは間取りを見た段階では気付きにくく、実際に物件に触れることで見えてくる要素です。見学では入念にチェックしておきましょう。

成功する住宅購入の教科書
ー不動産のプロが自ら実践した最適な選び方ー

著 者:齋藤 剛
発 行:合同フォレスト株式会社
発 売:合同出版株式会社

これから住宅の購入、またはリノベーションやリフォームを検討している方は、是非クレイン不動産流通株式会社にご相談ください。
とことん解説!とことんわかりやすく!住宅購入のポイントアドバイスをさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。