建物の見極め

建物の見極め

2021年7月16日 オフ 投稿者: craen_textbook

建物の間取りは、家探しで誰もが入念にチェックする項目です。広さ狭さはもちろん、日当たりや収納の数、隣家とのスペースや防犯面など、細かいところまで購入条件として考慮されます。
ただこれら1つ1つの項目にも、幅を持たせられるものと譲れないものをしっかり仕分けておくべきです。
「多少広さには目をつぶるが、日当たりは絶対に良いところにしたい」
「部屋数は少なくても、収納の数は多いほど嬉しい」
など、事前に箇条書きにしてまとめておくといいでしょう。もちろん、前述の立地とのバランスも大切です。
建物は立地と同様に資産性が大きな鍵を握っています。重要なのは、家は買った直後がマックスの価値であり、住んだ瞬間から下がっていくことです。
一般的な耐用年数の目安では、鉄筋コンクリート造が約47年、鉄骨造りなら約35年、木道なら20年で、価値はゼロに近づくといわれています。
これはあくまて税制上の耐用年数という目安であって、25年経ったら木造の家は老朽化で住めなくなる、といったものではありません。40年も50年も、さらにそれ以上経過しても、現役バリバリの木造の家もたくさんありますが、これらの資産価値はゼロということなのです。
ただ、これらの年数を考慮することで、建物の真の価値というものが見えてきます。
将来もし売却するときが来たら、概算ではありますが、これを目安として価値を算出することができます。たとえば、新築鉄骨造の家を3500万円で購人したとします(土地の価格は考慮しません)。鉄骨造は35年で価値かゼロになるという考えに基づけば、1年で100万円ずつ価値か下がることになります。もし15年後に売却しようと决めたら、1500万円価値が下がっていることになり、建物の残存価値は2000万円となるわけです。
高額な物件であっても、耐用年数が長く、下がっていく価値か緩やかであれば、資産性に優れた建物です。将来の運用法も視野に入れることで、多少高価な物件であっても、購入に踏み切れるものもあることでしょう。
また、リフォームやリノベーションを施すことで資産価値が上がり、目減りしていた価値を取り戻すことも可能です。

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