見学は温和なムードで

見学は温和なムードで

2021年8月17日 オフ 投稿者: craen_textbook

見学は、空き物件の場合は不動産業者、居住中物件の場合は不動産業者に加えて売主が同行するのが一般的です。とくに居住中物件でまだ売主が居住している場合は、売主と密にコミュニケーションを取りながらの見学となるでしょう。
見学では細かいところまで目を凝らすべきですが、だからといって揚げ足取りのように、何でもかんでも指摘し悪く言うことは歓迎できません。
物件について褒めることを一切せず、マイナス面を見つけては値引き交渉の材料にしようと目論む見学者をこれまで何度か見てきましたが、これは逆効果です。難癖ばかり付けていると業者や売主に警戒されてしまい、「買う気がないんじゃないか」「この人には買って欲しくない」という気分さえ抱かせてしまいます。
中古の場合は売主はさまざまな想い入れがあると思われます。人によっては、自分の娘を嫁に出すような気持ちでいることも考えられます。
見学は物を見る時間だけでなく、物件に関わる人たちと距離を近づける時間でもあります。終始温和な雰囲気作りを心がけましょう。
「1円でも高く売りつけてやろう」と企む悪質な売主は本当にごく一部です。多くの売主は、見学希望者と良好な関係を築きつつ、お互いにとってベストな価格帯での取引が成立することを願っています。
ですから、こちらも警戒心を強く発したり、あら探しばかりしたりすることは控えましょう。
とはいえ、見学で遠慮をする必要はありません。物件に関する知りたい情報をすべて引き出してから最終判断を下すべきです。そのために見学時間を存分に使って、満足のいくまで物をチェックしましょう。

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