不動産用語|保険・費用関連

不動産用語|保険・費用関連

2021年9月28日 オフ 投稿者: craen_textbook

■保険・費用関連
①団体信用生命保険(団信)
プランにもよりますが、加人者が死亡または所定の発病をした場合、住宅ローンが免除となる保険です。月額で支払うタイプ、金利に上乗せするタイプ、金利に強制的に含まれているタイプがあります。加入するかどうかは任意です。残される者に対する保険となります。

②銀行保証料
ひと昔前に借金をする際は、債務者(借りた側)から返済が滞ったり、返済不可能となってしまったときの保険として、債権者(貸す側)は債務者に連帯保証人をつけたり、担保を準備してもらったりしていました。
しかし、昨今は保証人への回収に要する労力や費用の高さ、現実性の低さから、個人の保証人ではなく法人や機関の保証人を付けるケースが多くなってきました。その法人や機関を保証会社と呼びます。お願いする上で必要な料金を保証料といいます。債務者は保証人や担保を準備する必要がなく、保証会社に加入することを条件にお金を借りることができます。なお、金融機関の行う審査のほとんどの権限は保証会社にあります。

③手付金
契約時に買主から売主へ支払う内金のことです。売買価格の5%や、100万円や150万円などのキリのいい価格が採用されるケースがほとんどです。
法的な上限はあるものの、下限はないため、手付金は購入申込時に相談して決めていくことになります。したがって、ローンを利用する場合、銀行から全額融資を受ける引き渡しのときまでは、手付金を貯蓄などから捻出する必要があります。

④頭金と自己資金
頭金とは、不動産売買の一連の中で最初に買主が(貯金から)支払うお金のことです。
購人額の多くはローンを利用して支払うことになりますが、一定の貯蓄がある場合は、返済負担を減らすため、頭金を捻出します。また、この頭金に諸費用を加えた合計の金額を自己資金と呼ぶことが一般的です。
たとえば、3000万円の不動産を購入、諸経費が240万円だったとします。合計3240万円の買い物です。
貯金から340万円支払うとしたら、諸経費の240万円と不動産の一部である100万円分で相殺されることになります。このとき100万円か頭金で、諸経費を含めた340万円が自己資金となります。
ローン借入の比率が低いほど、金融機関の評価が高くなり、保証料や事務手数料が安くなったり、金利が低くなったりします。しかし、無理をして毎月の生活が苦しくなるケースも考えられるので、生活面も含んだ総合的な観点から自己資金や頭金は決めましょう。

⑤管理費
分譲マンションで毎月発生する費用です。主に共有部分にかかる費用で、エレベーターやオートロック、宅配BOX、エントランス・廊下の照明などの電気代や維持管理費、管理員や清掃スタッフの給料などに要する費用が該当します。

⑥修繕積立金
マンションの塗装や修理、大規模修繕などは大金を要します。そのために、事前に積み立てておくお金です。新築時から変動していくのが一般的です。

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