仲介手数料無料の実態

仲介手数料無料の実態

2021年8月24日 オフ 投稿者: craen_textbook

「仲介手数料無料」をアピールした不動産広告を見かけたことがあるかと思います。また、「無料」の文言に惹かれて、家探しに本腰を入れるようになった方もいるかもしれません。
無料は確かに魅力的ですが、なぜ無料にすることが可能なのかをご存じでしょうか。
仲介手数料は、不動産業者にとっての売り上げです。それが無料となってしまったら、不動産業者はボランティア活動をしていることになります。
もちろん、そんな訳はありません。ここでは仲介手数料無料がなぜ実現できるのか、その実態をこっそりとお教えしましょう。

不動産の取引のうち、「3者取引」は売主(新築であれば宅建業者など、中古であれば現在住んでいる方)から直接依頼を受け、買主を探している物件の取引になります。
ですから、不動産業者は売主と買主の両者から仲介手数料を取ることができるため、一挙両得というわけです。
一方の「4者取引」の場合、売主と買主それぞれ別の不動産業者がサポートに付いているため、仲介手数料は一方側からのみ受け取れることになります。
このような仕組みがあるため、不動産業者は3者取引の物件を買主側のみ手数料無料にし、売主側からは手数料を受け取るという運営が可能になります。手数料無料は買主にとって絶大なインパクトを与えますから、3者取引物件は不動産業者にとって武器となります。
とはいえ、売主から直接依頼を受けて公開している3者取引物件というのは、取り扱い物件全体に比べたらごく少数です。多くは4者取引物件となります。
しかし、業者によっては手数料無料のアドバンテージを生かせる3者取引物件ばかり推奨し、4者取引物件をさほどアピールしないケースがあります。もしかしたら4者取引物件の方に、依頼者にとって最適な物件があるかもしれないのにも関わらず、です。
「紹介される物件数が少ない」
「やけにこの物件を良く(悪)言う」
という疑問が浮かんだら、3者取引を狙っている業者かもしれません。
手数料無料の物件を吟味する際は、以上の点を十分に踏まえておきましょう。
もちろん3者取引物件の中にも素晴らしい物件はたくさんあります。ただ、できれば広い視点で家探しをしていただきたいので、3者取引だけでなく4者取引の物件も検討できるようにたくさんの物件を比較させてもらいながら話を進めていきましょう。

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