たとえば、インターネットの不動産ポータルサイトを使って、数ある物件の中から自分の好みに合ったものを絞っていくとき、予算や立地、広さや駐車場の有無など、自身の希望に応じてさまざまな項目にチェックを人れていくことでしょう。
しかし、それでもなお対象の物件は数十、ときには百を超えることもあります。それら一件一件をじっくり見学していくことは物理的に不可能ですし、吟味している間に他の誰かに買われてしまったら元も子もありません。
また、自分がチェックした項目によって、本来であれば自分の理想に合っていた物件を対象から外してしまい、出会うことがかなわないことも考えられます。
たとえば、駐車場のあるマンションだけを探していたところ、駐車場はないけれど他のあらゆる項目が自分の理想を満たしている物件を、対象から弾いている可能性があるのです。駐車場はもしかしたらマンションのすぐ隣に、使い勝手のいいものがあるかもしれないのにもかかわらず、です。
こういった手違いか起こらないようにするためにも、理想の条件を十分に満たした物件を、効率よく絞っていくことが大切です。最良の物件、つまりあなたにとっての「正解」に出会うまでの最短距離を歩むためにも、情報は正しく把握し、対処していくべきです。
情報を読み違えていたせいで、自分の求めているものとは正反対の建物の見学に行ってしまう。そんな時間の無駄を作らないためにも、これから説明することを理解していってください。