固定金利か変動金利か

固定金利か変動金利か

2021年6月15日 オフ 投稿者: craen_textbook

「金利は固定型かいいですか、それとも変動型かいいですか?」
住宅ローンを選定していく際に頻繁に受ける相談です。
まず基本的なところを押さえておくと、固定金利プランは、約東した期間は指標金利が昇しても下降しても、一定の金利にてローンを支払います。つまり支払い額固定のプランです。
対する変動金利プランは、指標金利と連動し、上昇も下降もします。支払い額は5年ごとに見直されるのが一般的です。ただし、1度の変更で急激に支払い額が増加すると家計破綻の可能性が高まるため、1度の上昇上限は1.25倍までとされています。
簡単な例を挙げておくと、固定金利プランなら1%で固定、変動金利プランなら0.5~1.5%の間を指標金利に応じて変動する、といったプランになります。
指標金利が低いまま推移していけば、変動金利プランの方が支払い総額は少なく済みますが、もし上昇し続けてしまえば、固定金利プランの方がお得だったということになります。

金利動向は経済全体の動きに委ねられているので、先読みしにくく、いわばギャンブル要素を含んでいます。とくに今は、固定金利も変動金利も低い水準が続いています。ですから、「固定金利か変動金利か、どちらかいいか」と尋ねられても、私の方では確実な正解を述べることはできません。
私から伝えられるのは「考え方や性格次第」であるということです。
計算できる安心感を得たいなら、固定金利プランを断然推奨します。少々のギャンブル性を受け入れ、もし仮に金利が上昇しても平静を保てる性格の方でしたら、変動金利プランをお勧めします。
固定金利か変動金利かは、突き詰めれば賭けのようなものであり、最終的な判断は各人の好みということになります。

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