③税金
税金も、家を買ったら必ず発生する費用です。税金には購人の際に一時的に支払うものと、所有期間中は毎年永続的に支払うものが存在します。
まず、不動産取得に伴い一時的に発生するのが不動産取得税です。固定資産税評価額の3%などを支払うことになりますが、要件を満たせば一定額が控除され、ゼロになることもあります。ちなみに固定資産税評価額とは、不動産の相場とは異なり、相場価格の8割程度です。
また、購入によって物件が自分の所有になることを、不動産を管理している法務局へ申請します。これを登記といい、登録免許税が発生します。なお登記手続きを司法書士に依頼した場合は、その報酬も必要です。
永続的に支払う税金としては固定資産税と都市計画税があります。税率は地域によって異なりますが、固定資産税は最大で評価額の1.4%、都市計画税は0.3%と定められています(税率は令和元年12月時点)。
税金にはもう一つ、印紙税があります。不動産売買契約、金銭消費貸借契約、請負契約など、各契約の際に契約書に印紙を貼付します。契約する金額に応じて印紙代は異なります。印紙は郵便局や金券ショップなどで購入が可能です。
これらの費用は、本体価格に比例して上がる傾向にあります。概算として、本体価格の8%程度、多くても10%ほどとなるでしよう。本体価格3,000万円の物件を購人したなら、240万円から300万円ほどさらにかかるということです。