家を買う際には、あらかじめ踏まえておきたいことがいくつもあります。「これから大きな買い物をするんだ」という覚悟を持つことはもちろんですが、そもそも「なぜ家を買いたいのか」という自身への問いかけや、買う上でどんな事前準が必要で、どういった選択を迫られ、どのように解決しなければならない問題があるのか、きちんと整理しておくことが重要です。
確固とした計画を持たずに家探しを始めてしまうと、売り上げばかりを優先する業者につかまってしまったとき、業者の言われるがままに自分の理想とはほど遠い物件を買わされてしまったり、生活設計から大きく逸脱した住宅ローンを組んだりすることになりかねないからです。
家探し・購入は決して受動的に行ってはいけません。自ら考え、積極的に動いて、理想の物件と巡り会い、後悔のない安息のマイホーム生活を手に入れるべきです。
そのための第一歩としてまず、家を買う動機について考えてみましよう。
このような理由で家を買おうとする方がいますが、これらは必ずしも家を買う合理的な動機とはいえません。なぜなら、これらの動機を満たすなら賃貸物件でも間題ないからです。
では、なぜ私たちは、大きな借金を背負い、何十年ものローンを組んでまで家を買おうとするのでしようか。
私は大きく3つの動機があると考えています。
- 信用構築
- 家族の結束力の向上
- 資産性(有意義な支払い)