家探しには専門の不動産業者がサポートで付いてくれるので、多くの複雑な手続きは彼らに任せておけば進んでいきます。しかし、立地・広さ・ローンのことなど、実際にそこに住まないのに、住む人と同じように判断ができるかは別問題です。
そのために、自身が全く知識のない状態で購入手続きを進めていくのはリスクがあります。
普段の買い物であれば、失敗しても「次は別のものを買えばいいや」で済みますが、高額の家となると、そう簡単に買い換えるわけにはいきません。不動産売買をビジネスにするのなら、失敗や成功を重ねて実践経験を積むことができますが、住む家を購入する場合は、一発勝負で人生を左右する買い物をしなければいけないのです。
失敗は許されないのですから、住宅購入に当たって、不動産売買の基本的な仕組みやルールを広く浅くでも知っておく必要があります。知らないまま住宅を購人することは、赤信号や一方通行とは知らないまま走行するのと同じくらいの「危険」が潜んでいます。
物件の本体価格以外にどういった出費が考えられるのか、引き渡しまでどういう流れなのか、金融機関の審査にはどういった資料を提出すればいいのかなど、知っておくべきことはたくさんあります。
サポートしてくれる不動産業者も当然知識は持っていますが、説明不足になることも考えられますし、解釈の違いで誤解が生じることもあります。
不動産業者には事細かに確認を取るよう心がけましよう。また、知らない用語や仕組みに出くわしたら、遠慮なく質問し説明を求めるようにしましよう。住宅購人で失敗しないた
めの必須条件です。