新築物件の最終チェックに遠慮は要らない

新築物件の最終チェックに遠慮は要らない

2021年7月2日 オフ 投稿者: craen_textbook

引き渡しというのは、住宅購入の最終段階です。売主から買主へ不動産を引き渡すことであり、具体的には鍵や設備のパンフレット、宅配BOXカードなどを引き渡します。同日に司法書士が名義移転の登記を行い、正式に引き渡しが完了したら、晴れて買主の我が家となります。
引き渡しの段階になると、いよいよもうゴールも目の前ということで、気を扱きがちです。しかし、この引き渡しこそ、目を皿にして臨んでいただきたいのです。
なせなら、引き渡し時(もしくは引き渡し直前)は物件の傷や汚れ、設備の不具合の有無をチェックしなければならないからです。次に、新築と中古における引き渡し直前の一般的なチェックポイントを示しますので、参考にしてください。

■新築物件の最終チェックに遠慮は要らない
新築物件の場合、引き渡し前の約半日から1日をかけて、チェックを行うのが一般的です。
新築というと、何1つ傷のついていない完璧な状態というイメージかありますが、1つ1つの施工を人間の手によって行った後の製品ですから、些細な汚れや傷、ときには欠損もあります。引き渡し前は施工会社もしくは建設会社の責任、引っ越し後は買主や引っ越し業者の責任という明確な線引きかがあるため、買主による新居のチェック作業は人念に行い、もし傷や汚れなど見つかった場合、手直しを依頼しましょう。
ちょっとした傷に気付いても「このくらいなら」と遠慮して申し出ない方がいますが、ここで気を遣う必要は全くありません。
施工会社はプロですが、傷が付いてしまうこともあります。しかし、手直しをして引き渡すのが当然の仕事ですから、気になったところは逐一指摘し確認するようにしましょう。手直しの必要が出た場合、補修や清掃など、無償で行われるのが一般的な流れになります。
厳しい目を持ってチェックするのは大事なことですが、だからといって高圧的な態度をとるのはよくありません。施工業者や建設会社などの関係者は皆、一丸となって良い住まいを作るために頑張ってきた同志です。
遠慮は要りませんが、クレームを付けるように指摘するのてはなく、終始和やかなムードの中でチェックをするとよいでしょう。

《引き渡し前のチェックポイント》

  • チェックする人数は多いほど不具合発見の可能性が高まります。ご両親やご兄弟たちに、お披露目も兼ねて参加してもらうといいでしょう。
  • チェック箇所を記人する図面を持っていきましょう。
  • 明るさが足りない部分を照らすためライトを持っていきましょう。
  • 建具、床や階段は傷の多い場所です。端から端まで、ライトを使ってじっくりチェックしましょう。
  • クロス(壁紙)は端の部分の剥がれやすき間をチェックしましょう。
  • 戸建ての場合は駐車場のひび割れや外壁の傷など、室外にも注目しましょう。

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