融資の返済比率で分かる借入額の上限

融資の返済比率で分かる借入額の上限

2021年4月16日 オフ 投稿者: craen_textbook

返済比率は次のように算出できます。

返済比率(%)=(住宅ローンの年間返済額)+(年収)×100

住宅ローンの年間返済額については、「ローン電卓」を用いることで簡単に算出できます。インターネットで検索すれば、他にも計算ツールが見つかりますし、最近ではアプリもたくさん出ているので参考にしてみてください(金利は1%など、実際に該当する数値を人力してみてください)。
たとえば、年収400万円の申込者がローン電卓を用いて計算したところ、月々の返済額が8万円になったとしましょう。年間返済額は96万円ですから、返済比率は次のようになります。

返済比率=96万円+400万円×100=24%

これら年収ごとの返済比率上限は、金融機関やローンのプランによってかなり異なります。

銀行別返済率の比較

 年 収融資可能な返済率
A銀行400万円未満30%以下
400万円以上35%以下
B銀行100~300万円未満20%以下
300~450万円未満30%以下
450~600万円未満35%以下
600万円以上40%以下

たとえば年収400万円、返済期間35年で申し込む場合の、A銀行とB銀行の融資上限額を算出してみましよう。次の計算方法で簡単に算出することができます。

融資上限額=年収×融資可能な返済比率×返済期間

【A銀行の融資上限額】400万円×35%(0.35)×35年=4900万円
【B銀行の融資上限額】400万円×30%(0.30)×35年=4200万円

したがって、A銀行の方が甘めの判断基準といえるでしょう。
このように、自身の年収と、金融機関の返済比率の目安を把握していれば、借りられる額の上限を知ることができます。なお、金利は3.5%など高めに計算されることもあります。

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