病院に内科や外科、産婦人科、眼科といった専科かあるように、との得意なジャンルがあります。
ジャンルは大きく分けて次の6つです。
- 売買仲介業者
売主の売却サポートもしくは買主の家探しをサポートします。 - 賃貸仲介業者
貸主の人居者募集サポートもしくは借主の物件探しサポートと管理を担います。 - 投資用売買業者
資産運用目的で利回りを見据えた投資家の、物件購人や売却をサポートします。 - 建売、中古リフォーム再販
土地もしくは土地と建物や区分マンションを仕人れ、リフォームを加えて再度、住む方に転売します。 - 賃貸管理
賃貸物件の管理対応を担います。 - テナント・工場・倉庫・リゾートなど
店舗の募集や管理、家探しをサポートします。
たとえば家を購入(または売却)したいなら、①の売買仲介業者に相談します。
この6つのジャンルの中で、専門を1つに絞っている業者もあれば、複数のジャンルを掛け持ちしている業者もあります。
「掛け持ちしている業者は手広く経営しているから、各々のジャンルの知識や経験が不足しているのではないか」という疑間を抱くことがあるかもしれませんが、決してそうとは言い切れません。たくさん掛け持ちしている業者は事業規模が大きく、人材も豊富で、より手厚いサービスが受けられる場合もあります。
また、ジャンルを一本に絞って営業している不動産業者は、専門性が高く知識や経験が豊富な可能性は高いですが、1つのジャンルにしがみついて、古い知識で細々と経営している場合もあります。
よって、扱っているジャンルの数で良し悪しを判断することはできません。肝心なことは、営業担当者に知識・経験があり、「契約」ではなく「幸せな生活」に照準があっているかです。
ただ、賃貸を専門としている業者に売買の相談するといった、自分の目的とは異なるジャンルを扱う業者へ相談することのないように注意しましよう。インターネットのホームページや店頭の看板に、どのジャンルを扱っているのか標榜しているので、事前に確認しておきましょう。