結局、家っていくらかかるの?【税金】

結局、家っていくらかかるの?【税金】

2020年12月29日 オフ 投稿者: craen_textbook

家を買うには果たして総額いくらかかるのか。不動産の専門家は把握していても、一般の方はほとんど知りません。
物件情報を掲載する広告には「3LDK3,500万円」といった金額が大々的におどっていますが、きっちり3,500万円支払えば無事に家が自分のものになる、というわけではありません。
それでは実際に、家を買うに当たってどういった支払いが発生するものなのでしょうか。
大きく次の5種類に分けられます。

①本体価格
②諸費用
③税金
④その他の費用
⑤リフォーム・リノベーション費用

③税金
税金も、家を買ったら必ず発生する費用です。税金には購人の際に一時的に支払うものと、所有期間中は毎年永続的に支払うものが存在します。
まず、不動産取得に伴い一時的に発生するのが不動産取得税です。固定資産税評価額の3%などを支払うことになりますが、要件を満たせば一定額が控除され、ゼロになることもあります。ちなみに固定資産税評価額とは、不動産の相場とは異なり、相場価格の8割程度です。
また、購入によって物件が自分の所有になることを、不動産を管理している法務局へ申請します。これを登記といい、登録免許税が発生します。なお登記手続きを司法書士に依頼した場合は、その報酬も必要です。
永続的に支払う税金としては固定資産税と都市計画税があります。税率は地域によって異なりますが、固定資産税は最大で評価額の1.4%、都市計画税は0.3%と定められています(税率は令和元年12月時点)。
税金にはもう一つ、印紙税があります。不動産売買契約、金銭消費貸借契約、請負契約など、各契約の際に契約書に印紙を貼付します。契約する金額に応じて印紙代は異なります。印紙は郵便局や金券ショップなどで購入が可能です。

これらの費用は、本体価格に比例して上がる傾向にあります。概算として、本体価格の8%程度、多くても10%ほどとなるでしよう。本体価格3,000万円の物件を購人したなら、240万円から300万円ほどさらにかかるということです。

成功する住宅購入の教科書
ー不動産のプロが自ら実践した最適な選び方ー

著 者:齋藤 剛
発 行:合同フォレスト株式会社
発 売:合同出版株式会社

これから住宅の購入、またはリノベーションやリフォームを検討している方は、是非クレイン不動産流通株式会社にご相談ください。
とことん解説!とことんわかりやすく!住宅購入のポイントアドバイスをさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。