敵意は無用

家探しで失敗しないためには、関わるすべての人たちと仲良くするのが一番です。
ときに、業者に対してまるで敵対関係にあるかのように接する買主の方がいます。
「業者は私たちから1円でも多くお金を取ろうとしている」
「少しでも隙を見せたらこちらが損をする」
そんな敵意を持ち、噛みつかんばかりの警戒心を持って、不動産仲介業者や施工業者などに相対するのです。
しかし、これは非常に逆効果です。
売る側の立場になって考えてみてください。横柄な態度を取り続けたり、すぐ揚げ足を取ろうとしてきたり、しつこく価格交渉をしてくる人に対して、果たして良い商品やサービスを届けたいという気持ちになれるでしようか。
各業者もやりがいを求めて日々の業務に専念しています。
敵対してピリピリしたムードを作るよりは、「この人のために頑張っていい家を探したい」「この人のためにいい家を作りたい」と思わせる方が、より理想の生活を手にすることができるでしようし、より素晴らしい未来へ通ずるはずです。
ですから、「私たちはチームメートなんだ」という意識を持って、和やかなムードを維持できるよう接していくことをお勧めします。
ご近所さんについても、慎重に丁寧に対応することを心がけてください。また家を選ぶ際には、隣にどんな人が住んでいるかは事前に把握しておきましよう。
そしていざ引っ越す際には、「これから末永く良いお付き合いを」という気持ちを込めて、最初の挨拶に臨むようにしましょう。
家探しがうまくいっても、ご近所付き合いで思わぬ悩みを抱えてしまい、ストレスを感じる生活を送ることになってしまっては、元も子もありません。