オーダーリノベーションのメリ ットとデメリ ット

オーダーリノベーションのメリ ットとデメリ ット

2021年3月16日 オフ 投稿者: craen_textbook

●時代の追い風に吹かれている
昨今の金融事情や中古物件の増加から、不動産購人と同時のリノベーションであれば、リノベーション費用も住宅ローンの金利と同等で融資を受けられるケースが増えてきました。この点は、オーダーリノベーションをより多くの方に推奨できる追い風となっています。
新築物件を買いたいと探している方も、新築物件だけでなく、オーダーリノベーションを施す前提で中古物件を探すことも視野に入れてみると、より理想的な条件で家を手にすることができるかもしれません。
ただし、注意するべき点があります。物件によっては構造上の間題や規約の設定により、施工してはならない部分や使用できない材料が存在するので、オーダーリノベーションが可能かとうかは、しっかり事前確認を取るようにしましょう。購入後にリノベーションを施せないことに気付いても、後の祭りとなってしまいます。

●オーダーリノヘーションのメリットとデメリット
オーダーリノベーションは自身でさまざまな提案ができるので、好きな予算で好きな部分を、好きなデザインで施工できる点が最大の魅力となっています。
デサインを考えるのは非常に楽しく、自身のアイデアが盛り込まれた家には、より一層の愛着を持って住むことができます。
また、不動産業者かリノベーションを施してから再販している物件は、1社が間に入っている分、価格か高い傾向にあります。対してオーダーリノベーションの場合は、直接施工業者とやり取りしている分、比較的低コストで済むのがメリットです。
オーダーメイドのスーツや靴などを利用したことのある方なら分かると思いますが、この世にたった1つの自分好みのものを創作するのは、自信や安心など、精神的なメリットをたくさんもたらしてくれます。しかも低コストですから、家計にも優しいといえます。
一方、オーダーリノベーションのデメリットは、中古物件を購人するだけでなくさらにリノベーションの費用を要するという点です。両者の予算を綿密に計算してから、不動産や施工業者選びをする必要があります。
加えて、築年数が古い物件を選んでしまうと、せつかくリノベーションを施しても、すぐに取り壊すことになってしまいます。残存年数など物件の詳細を把握し、施工業者とも十分に打ち合わせしてから物件を絞っていくようにしましょう。
また、不動産が自分の名義になっても、リノベーションの施工が完了するまでは居住できない点もネックとなります。施行中は以前の住居に住み続けたり、仮住まいを探しておいたりしなければいけません。この点もあらかじめ把握し、施工完了の時期を踏まえつつ、引っ越しなどの手続きをプランニングしておくべきです。
もう1つは、決定事項が多いことが挙げられます。1つ1つを決めていく際に「どんなデザインにしようか」とその都度迷ってしまい、なかなか決まらないこともあります。
ご夫婦で依頼を出す場合は、両者の希望をまとめないといけないのですが、これが思うように運ばず、家庭内で小さなバトルが勃発してしまうケースも過去に私は見てきました。
デザインの下書きは、長引けば長引くほど安住の地を手にする日が遠ざかってしまいます。アイデア提出の締切日を決めておき、よく話し合って詰めていく余裕を作っておくようにしましょう。

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著 者:齋藤 剛
発 行:合同フォレスト株式会社
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